子育て

母乳が出ない!泣きながら授乳…から1か月で完母になったブログ

ミルクの画像

「母乳が出ない」とお悩みの方に私の経験をお伝えしたいと思います。

私は2人の子供を完全母乳で育てました。
でも最初の子供を産んだときには、完全母乳になるまで1ヵ月がかかりました。

産後すぐの病院では授乳がぜんぜんうまくいかず、授乳後に赤ちゃんをスケールに乗せても
まったく体重が増えていなくて半泣き…
自宅に帰った後も、ミルクを足さないとすぐに泣いてしまったり、扁平気味の乳首からの授乳を拒まれて泣きながら授乳したり…

今思うと深刻に考えすぎていたなぁとも思いますが、産後すぐのボロボロメンタルでは
ちょっとしたことがものすごく辛く感じるものですよね

そんな私が1か月で母乳育児を軌道に乗せるまでにやったことを書いていきます。

母乳が出なかった私のこと

体重が増えなかった生後1週間(入院中)

おっぱいを飲む赤ちゃん

長男を産んだ病院は大型の産院で、私は費用が安いと言う理由で母子別室の大部屋に入院をしていました。

赤ちゃんと会えるのは3時間おきの授乳時間のみ。
その他の時間は大部屋で体を休めたり、携帯を見たりテレビを見たりしていました。

また初産婦は母乳があまり出ないため夜間の授乳は免除されており、夜はぐっすり眠ることができました。
(当時は身体が休められて嬉しいと思っていましたが、次男を別の産院で出産した経験から夜間の授乳は産後すぐでも行ったほうがいいなと今は思っています)

そんな長男を産んだ産院では、3時間おきの授乳時間の際、授乳後にスケールで体重を計りどのくらい母乳が出ているかを計ると言う工程がありました。
私も見よう見まねで授乳をしてみたり、うまくいかないときには助産師さんに教わってやっていましたが、毎回体重を計るとほとんど増えていないのです。

同じ初産婦でも30グラム以上体重が増えて褒められているお母さんもいるのに、私の赤ちゃんは全く増えていません。

私は母乳が出にくい体質なのかなぁと不安を感じていました

さらに私は片方の乳首が扁平気味で赤ちゃんがうまく咥えられないこともあり、それも母乳が飲めていない原因でした。
こちらも助産師さんに何度か相談しましたが、スパルタ系の助産師さんに当たったときには怒られながら何度も挑戦し、泣きながらの授乳になったこともありました。

母乳が出ないと悩んだ新生児期

そんな入院生活からが1週間過ぎ、何とか退院して自宅での授乳が始まりました。

病院で教わったのと同じように赤ちゃんが泣いたときには母乳をあげ、授乳の後にはミルクを60ミリ足すような生活が始まりました…がこれがなかなか大変。
夫と2人で夜中にあたふたしながらミルクを用意しました。

ミルク代もかかるし、夜中に起きてミルクを作るのは手間。
今後のことを考えると、外出時にミルクの用意も持っていかなくてはいけないのもきっと大変だし、完全母乳になったらいいなと漠然と思い始めた頃でした。

しかしそんな思いとは裏腹に、赤ちゃんはおっぱいを飲むのがあまり好きでは無いようでした。
扁平気味の片側の乳首に至っては、飲ませようとすると泣き出す始末。
あげているこちらも悲しくなりました。

母乳だけでミルクを足さないときにはその後もずっとぐずっていて、やはり完全母乳にするのは難しいのかなあと思いました。
はじめての子育てで分からないことがたくさんの中、母乳のことで悩むのは本当に辛かったです。

母乳が出るようになるためにやったこと

ここからは私が母乳が出ないと悩んでいた私が、出るようになるために取り組んだことを紹介します。

グリーンルイボスティー

いちばん効果を感じたのは、グリーンルイボスティーを飲むことです。

先に出産をしていた友人に母乳が出なくて悩んでいると相談したところ、グリーンルイボスティーを飲むのがオススメだよと教えてもらいました。

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友人が紹介してくれたグリーンルイボスティーは、母乳用のハーブティーなど特別なものではなく、イオンやカルディーで持っているごく普通のグリーンルイボスティーでしたので、早速1袋購入して飲み始めてみました。

ちょうど冬で部屋が乾燥していて喉が乾きやすかったこともあり、毎日3リットルは飲んでいたように記憶しています。
朝起きるとまずポットいっぱいにグリーンルイボスティーを作り、冷まして常温でテーブルに置いておきました。
一気に飲むよりもこまめに飲むほうがいいと言う事だったので、テーブルを通るたびにコップで少しずつ飲むようにしました。

すると確かに飲み始めてから1週間ほどで、おっぱいが張る、母乳が出ている感覚がわかるようになりました。

もともとこのグリーンルイボスティーを勧めてくれた友人も、お茶を飲んだ日にはおっぱいがすごく張るので、冷凍母乳用を作るために飲んでいたそうです。

私もこのお茶を飲み始めてからだんだんとおっぱいが張るようになり、飲み始めて1ヵ月ほど経つ頃には、母乳が出すぎて赤ちゃんがむせてしまう状態まで母乳量が増えました。
ですので母乳が軌道に乗ってからは、このグリーンルイボスティーを飲むのは逆に控えていたほどです。

グリーンルイボスティーで母乳が増えると言う科学的な研究等は見つけられなかったのですが、友人と私の間ではグリーンルイボスティーの効果がすごくあったと意見が一致しています。
私も母乳で育てたいと言っている友人には、お見舞いの時に差し入れするようにしています。

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飲みやすい姿勢の研究

授乳クッションのイメージ

母乳が出るようになるためには、やはり1番大事な事は赤ちゃんにたくさん吸ってもらうことです。

小さな赤ちゃんとお母さんで、どうしたらもっと飲みやすくなるのかということをインターネットなどで調べて研究していました。

1番参考になったのは「ちょっと理系な育児」と言うブログです。
このページでポジショニング等の勉強をしました。

私の場合身長が高くて、当時使っていた薄めの授乳クッションだと小さな赤ちゃんは母乳が飲み辛そうでいつも苦労していました。
ですがこのブログで紹介されていた、授乳クッションを使わないで体育座りで授乳するやり方は私に合っていたので当時はよく使っていました。

高身長でも使いやすい、へたらない授乳クッションについてはこちら

授乳クッションの画像
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「理系な育児」は現在、このブログをまとめた本も出ているようなので参考にどうぞ。

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母乳相談室(乳頭保護器)

私は片方の乳首が扁平気味で、赤ちゃんはこちらの乳首から飲むのをすごく嫌がっていました。

しかし母乳が出るようになるにつれ、右と左でおっぱいの大きさが変わってきてしまい、困りました。
また、今後赤ちゃんが成長したときに十分な母乳を与えていくためには、左右どちらのおっぱいからも飲めるようになったほうがいいなと思い、これも努力をしました。

元は扁平気味だったり陥没している乳首も、赤ちゃんに吸われればだんだんと飲みやすい形になってくると聞いていたので、はじめはネットの口コミで見かけたメデラの乳頭保護器を購入しました。

しかしこれは相性が悪かったようで、赤ちゃんもあまり飲みたがりませんでした。

次に購入したのがピジョンの「母乳相談室」と言う哺乳瓶の乳首部分です。

哺乳瓶の乳首をおっぱいに当てて母乳を飲ませると言うのは、出産をした病院で教えてもらった方法で、乳頭保護器と同じように使えます。

この「母乳相談室」と言うブランドはネットで初めて知りました。
「母乳相談室」は母乳で母乳育児を起動にのせるために、あえて赤ちゃんがミルクを吸うのに力が入るように設計された特別な哺乳瓶です。

この哺乳瓶の乳首をおっぱいに当てて赤ちゃんに飲ませることで、赤ちゃん自身の吸う力を育て、また扁平君の乳首も吸われることで少しずつ伸びていきました。

母乳相談室を使っていた時期は、大体2~3週間。
だんだんと直接吸えるように移行していきました。

泣いたらおっぱい

これは長男のときにはあまり出来ていなかったので反省も含めて書くのですが、泣いたらおっぱいは本当に最強の方法だと思います。

長男を産んだ病院は3時間ごとの時間授乳だったので、赤ちゃんが泣いた時におっぱいをあげると言う事が出来ませんでした。

ですが次男を出産した別の病院では、母子同室でいつでも授乳ができる環境であったため、泣いたらオムツを見てその後は必ずおっぱいをあげるようにしていました。
すると入院中、出産後2~3日ほどでもう完全母乳に移行することができたのです。

長男の時は退院した後も、赤ちゃんが泣いた時に、前の授乳から時間が空いていなかったりすると、今は眠いのかな?抱っこして欲しいのかな?などとおっぱいをあげずに対応することもありました。

けれどミルクと違っておっぱいは赤ちゃんが欲しがるだけあげても良いものです。

ですから新生児期~2・3ヶ月で母乳育児のリズムが整うまでは、前の授乳がたとえ30分前であったとしても、お母さんの気力体力がある間は「泣いたらおっぱい」を繰り返すと母乳が出るようになっていくと思います。

夜間の頻回授乳

夜間の頻回授乳もやはり長男と次男の出産後の環境の違いで大きかったなと感じるところです。

長男を産んだ病院では、初産婦は夜は赤ちゃんのお世話をしなくてよかったので、夜通しぐっすり眠っていました。
その間の赤ちゃんのお世話は助産師さん達がしてくださっていて完全にミルクだけで夜を過ごしていました。

しかし母乳を分泌するホルモン「プロラクチン」は夜中にこそ活発になるのだそうですです。
ですのでこの時間に泣いたらおっぱいをあげると言う事はとても大事なことです。

もちろんお母さんの体は産後のダメージが大きく、夜に何度も起こされるのはとても辛いと思うのでこれも出来る限りで良いと思います。

体がしんどくなってしまったら夫や家族に任せて、お母さんは夜通し眠ると言う日があっても、もちろんいと思います。
寝不足やストレスは母乳が出なくなる原因にもなるので、自分が疲れている疲れていると感じるぐらいだったら休んだほうがいいですね。

助産師さんの乳房マッサージ

私の住んでいる板橋区では、産後1ヵ月ほどのタイミングで助産師さんの家庭訪問がありました。

長男の産後に助産師さんが訪問してくれた際には、まだ混合で育てていた時期だったので相談をして自分のおっぱいの状態を見てもらうことができました。
助産師さんによると状態は悪くなさそうだけれども、マッサージをするともっと通りが良くなるし、搾乳の仕方も覚えておいた方が良いとのことでしたので、その場で乳房マッサージをお願いすることにしました。

※板橋区の助産師さんによる乳房マッサージは「すくすくカード」と言う妊娠後にもらえる住民用の子育て支援カードを使ってお願いすることができます。
私の場合はタイミングが良かったのでその場でお願いできましたが、別途予約が必要な場合もあります。

乳房マッサージは初めての体験だったので痛いのかなと不安でしたが、全然痛い事はありませんでした。
助産師さんにマッサージされると母乳がビューと出るようになったことには驚きました。
また手絞りの簡単な搾乳の仕方も教えてもらえて、その後のおっぱいトラブルの時などに役立ちました。

板橋区の場合にはこうしたサービスがありますが、産院の母乳外来や、母乳相談に乗っている助産院などもありますので、お近くの場所を調べて行ってみるのもいいかもしれません。

母乳不足は「思い込み?」

長男の産後から愛読している母乳育児のお勧めの本があります。

助産師のこばやしひさこさんが書かれている「母乳育児の本」です。

副題が「ストレスゼロで続けられる母乳育児」
キャッチコピーが「最短で軌道に乗るコツ、教えます」「母乳はがんばる必要ありません」

ついつい完全母乳にしたいと力が入ってしまいがちな新米ママにこそ読んでほしい本です。

この本の中でひさこさんは、たいていのママはこの思い込み母乳不足であると指摘されています。
母乳が出ないと悩んでいるお母さんは多いけれども、実際にはどんな小さなおっぱいのお母さんでも乳腺は機能しているので、母乳はしっかり出るのだそうです。

産後のお母さんはダメージが大きいので、まずは身体の回復を最優先させるため、一時的に母乳不足になることもあるのだとか。
ただ母体が回復していくにつれて母乳ホルモンが働きだし、母乳はだんだんと出るようになるそうです。

実際に私も長男の産後すぐには母乳が出ないと悩んでいましたが、やはり1ヵ月ほどで母乳育児が軌道に乗り、完全母乳に移行することができました。

今、産後すぐで母乳が出ないとお悩みのお母さんはあまり深刻には考えずに、自分の体が回復すればそのうち出るようになる、と気楽に考えて母乳を続けてみるといいと思います。

この本は他にも、赤ちゃんに上手に飲んでもらうコツや、おっぱいトラブルの対処法、またお薬や食事制限など母乳育児にまつわるたくさんの話が載っているので、今後母乳育児を続けたいと思っている方にはオススメの一冊です。

おわりに

産後のお母さんは、心身ともにボロボロ…
私はそんな時期に母乳が出ないと悩むことがとても辛かったです。

だからもし、同じようにお悩みのお母さんがいたら、少しでもこのブログが参考になれば嬉しいです。

楽しい授乳ライフを送れるよう応援しています!
AMOMA

 

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