【生活クラブ】 
って知っていますか？
自宅に食材など生活用品をを運んでくれる「生協（コープ）」の1つなのですが
最近はTV「カンブリア宮殿」や人気のwebサイト「北欧、暮らしの道具店」でも紹介されたりして知名度が上がっています。
我が家は3世代に渡る「生活クラブ」ユーザー。
もともとは母が生活クラブに入っており、私は生活クラブの食材で育ちました。
母のすすめで祖母も使いはじめました。
そして私も、結婚して子供が2人生まれた現在、生活クラブを愛用しています。
そんな長年生活クラブに親しんできた私が、生活クラブの良いところ・不便なところなどリアルな口コミをブログでご紹介します。
目次
生活クラブって？
生活クラブは家まで食材などを運んでくれる「生協（コープ）」の1つです。
生協というと他にも、コープデリ、パルシステム、東都生協…など色々な種類がありますが
生活クラブのその中の1つです。
生活クラブが特徴的なのは、独自の厳しい基準をクリアした商品だけを扱う、こだわりの生協だということ。
扱う商品の約9割はオリジナル商品で、組合員自らが生産者と関わって開発しています。
生活クラブの始まりは50年以上前に牛乳の価格が高騰した時。
困った主婦達が牛乳を共同購入することで安く買えるように作った組合でした。
ここで、ただ市販の牛乳を共同購入するというだけで終わらなかったのが主婦の力。
毎日家族が飲む牛乳だから「牛乳とは何か」を学び始め、より安全で自分たちが納得できる品質の牛乳を購入するために、直営の牛乳工場まで作ってしまったのです。
カンブリア宮殿でも紹介されていたこの話は、生活クラブらしさがものすごく伝わるエピソードです。
今でも生活クラブの理念に共感する主婦層、「家族には安心・安全なものを食べさせたい」と思っているお母さんたちを中心に組合員が増え続け、口コミでどんどん輪が広がっています。
生活クラブの良いところ
ここからは3世代で生活クラブを使い、生活クラブの食材で育った私が思う良いところをご紹介していきますね。
安心・安全
いちばんはやっぱり、食べ物が安心・安全なところ。
食べることは人間の基本的な営み、元気な体を維持するために食べ物はとても大事です。
家族にはいつも健康でいてほしいから、変なものは食べさせたくない。
生活クラブは先にもお伝えした通り、独自の基準で徹底的に安心・安全を追求しています。
- 食材のすべてについて遺伝子組み換え対策を行っている
- 合成保存料、合成着色料、合成甘味料、化学調味料、発色剤など安全性が疑わしいものは排除する
- 産地・生産者・製造法・流通経路・価格など、全ての情報公開を徹底
- できるだけ「国産」のもの利用する
日本で使用が認められている添加物は820品目（年々増えている）あるそうですが、生活クラブ独自の基準で許容されているのは85品目のみ！
いかにスーパーなどで売られている市販の商品と比べて基準が厳しいかがお分かりになるかと思います。
迷わない=時短
私は自他ともに認める優柔不断。
スーパーに食材を買いに行くと、商品がたくさん並びすぎていて迷ってしまうことが多くあります。
価格の安い高いはもちろんですが、産地はどこなのか、加工品の場合は原材料に何が入っているのか、気にするポイントが多すぎて…
添加物についてもそこまで詳しい訳ではないので（現在、少しずつ勉強中です）
「化学調味料無添加」と書いてあっても、この原材料って本当に身体に悪くないの？と疑問に思ったり。
その点、生活クラブならば取り扱いは基準をクリアした商品だけ。
安心・安全が確かなものが買えるので迷うことがありません。
添加物が心配な加工品でも迷わず買えるのがうれしい！子育て中だったり仕事をしているなど、ただでさえ時間がなくて家事にさける時間が少ない中で、迷わないでいいというのは時短で嬉しいなと思います。
美味しい
安心・安全なことは生活クラブの最大の特徴ですが、そうして選ばれた食材が美味しいというのも人気のポイントです。
有名なところでいうと、生活クラブで扱っている豚肉は「平田牧場」のもの。
今でこそ美味しい豚肉ブランドとして有名な「平田牧場」ですが、生活クラブではもう40年以上も前から提携を続けています。
たまにスーパーで売っている豚肉を買うことがありますが、平田牧場の豚肉に比べてうま味がないなと感じます。
またオリジナルの加工食品も味が良いものが多いです。
カンブリア宮殿で紹介されたトマトケチャップは我が家でも大人気の逸品。
生活クラブのトマトケチャップは、加工用トマトを煮込んでピューレにして味付けしただけというとてもシンプルな作り方をしています。
水を加えたり余計なものが入っていないので、トマトの旨みや風味が濃厚なんです。
ケチャップだけで食べてもとても美味しいので、これで作るチキンライスやナポリタンもばっちり味が決まります。
買い物で迷わないから時短ということをお伝えしましたが、食材の味が良いから調理がシンプルで良い、というところも時短に繋がるポイントです。
生活用品も高品質
生活クラブがオリジナルで作っている生活用品もかなりの高品質です。
食品同様に生活クラブ独自の厳しい基準で商品開発をしているので、人にも環境にもやさしいものが揃っています。
その取り組みのひとつが、私も愛用している「せっけん」。
合成界面活性剤が含まれない、自然にやさしいせっけんの使用を生活クラブでは進めています。
愛用中のせっけんシリーズ私はもともと食器洗いをすると手が荒れてしまい痒みに悩んでいたのですが、生活クラブの「キッチン用液体せっけん」を使うようになってからだいぶ改善されました。
お皿も手も洗えるので使い分ける必要もないし、手が荒れないので助かっています。
キッチン用と書かれてはいますが、高品質の液体せっけんなので、手洗いやお風呂洗い、洗濯にもマルチに使える働き者です。
便利
これは生活クラブに限った話ではありませんが、宅配サービスは本当に便利でありがたいです。
我が家は子育て真っ最中で、2人の子供はまだまだ手がかかります。
下の子はまだ歩けないので抱っこだし、上の子はイヤイヤ期でこちらの思い通りには動いてくれません。
だからお米やお水、牛乳、調味料など重いものや、生活必需品などを自宅まで運んでもらえるのは本当に助かっています。
注文はインターネットで出来るので、来週の献立を確認しながら子供が寝た後に済ませています。
ちなみに献立はレタスクラブの献立カレンダーブックを愛用しています
生活クラブがちょっと不便なところ
味が素朴（少し物足りない）ものも…
美味しいものが多い生活クラブの食材ですが、やはり添加物の量を制限しているだけあり、市販の加工食品などと比べると優しい味わいのものが多いです。
好みの問題もあると思いますが、中にはちょっと味が素朴で物足りない…というものもあります。
ただ裏を返せばそれだけ安全であり、市販のものがいかに様々な添加物を使って味付けされているかということでもありますね。
この点については我が家の場合は色々と試して、口に合わないなと思ったものはスーパーで買うと割り切ってしまっています。
値段が少し高い
よく生協の比較の話になると「生活クラブ＝値段が高い」と言われますね。
これについては確かに生活クラブ、値段は少し高いです。
どのくらい高いかというと、例えば
- 卵10個：248円（税込268円）
- 牛乳1本（900ml）：247円（税込267円）
- 鶏もも肉（100g ）：182円（税込197円）※500g購入の場合
こんな感じです。
近くのスーパーで買うことを考えると、やはり少し高い印象はありますね。
でも自宅まで運んでもらう＆安心・安全の高品質が保障されていると考えるとこんなもんかな？という感じでしょうか。
ちなみに我が家は4人家族（私・夫・乳幼児2人）ですが、1度の注文で使う金額はだいたい7～8千円程度になります。
※生活クラブ以外にスーパーでも週に1度ほど買い物をします
でもこの価格の点については、この品質でこんなに安くていいの？とむしろ割安感があるものもあります。
先ほど例に挙げた「平田牧場」の豚肉（三元豚）などは、お肉屋さんでも売っている時がありますが、比べても高くない、むしろ部位によっては安く購入できてしまったりします。
これも生活クラブの加入者全体で、長年取り組みを続けているからこそですね。
というわけで、生活クラブは値段は少し高めではあるけれど、物によります。
企業利益のために高価格にしている訳ではないので、品質を考えるとある程度はしょうがないかなと思って私は使っています。
利便性は低め
生活クラブでは、他の生協が売りにしているような利便性抜群の商品は少なめです。
例えば、流行りのミールキットなどもあるにはありますが種類は少なめです。
また離乳食に便利な食材などはあまり多く揃ってはいません。
私も子育て中なので、そういった商品をSNSなどで見ると便利そうでいいな～と思います。
それでも、コーンの裏ごしやさつまいもスティックなど、限られた商品ではありますが、生活クラブにも離乳食や手づかみ食べに使える食材はあります。
また幼児食に移行すれば、食べられるものも増えてきます。
我が家の長男は平田牧場のレトルトカレーが好きなので、忙しい時用に常備しています。
息子が大好きな平田牧場のカレー。食塩不使用のツナやホットケーキミックスは離乳食に。商品数もそれほど多くはないので、利便性だけを求める方には生活クラブは向かないかもしれません。
それでもおすすめの生活クラブ
家族の健康にはお金をかけたい
少し値段が高かったり、不便なところもある生活クラブですが、私はやはり生活クラブが大好きです。
それはやはり家族の健康を考えたときに頼れる存在だから。
自分が家庭を持ち家族のために料理をするようになって、改めて自分が生活クラブの食材で育ってきたことのありがたみを実感しました。
限られた家計。スーパーで買い物をした方が食費は断然安く済みます。
でも家族が健康でいてくれることには何よりも価値がある。
だから私の母も生活クラブを選んでくれていたのかなと今だから分かります。
私も自分の家族には健康で、元気に長生きしてほしいから、身体の資本となる食べ物にはお金をかけて良いと思っています。
ファンが多いのも納得
また生活クラブは、他の生協に比べて「生活クラブでなきゃ！」と思っているファンが多い印象があります。
一度生活クラブのものを口にして、その美味しさやこだわりに驚いてファンになる人も。
我が家のように、何世代にもわたって愛用している方も多いです。
『しない家事』などの生活本を著しているマキさんも生活クラブの愛用者で、Instagramで生活クラブのおすすめ商品を紹介しているほど。
こうしたファンが多いのはやはり、自分たちが納得のいく商品を作ってきた生活クラブならではだと思います。
おわりに
3世代に渡って生活クラブを愛用する私の、リアルな口コミを紹介しました。
今回は生活クラブ全体のことについて書きましたが、個別のアイテムについてもまだまだ書きたいものがたくさんあるので、今後もご紹介していく予定です。
少しでも生活クラブが気になったらぜひ一度お試ししてみてください！
